内視鏡診断支援システム「CAD EYE」
当院は2021年9月より富士フイルム社製 内視鏡診断支援システム「CAD EYE」を導入しました。
いずれも男女計、全年齢の割合を示す。
(国立がん研究センター がん情報サービス がん登録・統計の「最新がん統計」より)
現在、全ての癌において大腸癌は、罹患率で第一位、死亡率で第二位となっており、死亡率は第二位となっており、なお増加傾向となっています。
しかし初期の癌であれば内視鏡治療/外科治療による治療成績は良好な疾患であり、いかに早期発見して治療へ繋げるかが重要となっています。
上記のような現状を踏まえ、当院では患者様の大腸腫瘍性病変の拾い上げの精度/診断について、より確実性を高めるために「CAD EYE」を導入しました。
内視鏡診断支援システム「CAD EYE」とは
富士フィルム社が膨大な臨床データから深層学習(Deep Learning)を活用して開発したAI技術を活用し、大腸ポリープなどの病変の検出および鑑別をサポートする内視鏡診断支援機能です。
下部消化管内視鏡検査時にリアルタイムの画像を検出支援モードと鑑別支援モードにて評価し、通常ではわかりにくいポリープも自動で検出して腫瘍性/非腫瘍性ポリープを鑑別し、医師の診断のアシストを行い治療へと繋げていきます。